ゴルフは長い時間、同じ人達と一緒にプレーするので、同じ組ばかりでなく、前後の組の人など、周囲の人達に不愉快な思いをさせないように配慮しなければなりません。エチケットの第一は安全なプレーとスピーディーなプレーをすることです。 |
目次 |
- コースに出るまでの心掛け
- クラブハウス内では
- スタートのティインググラウンドでは
- コース内では
- バンカー内では
- グリーン上では
- パー3のホール(ショートホール)では
- プレーを終わって
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コースに出るまでの心掛け
- 経験の少ない人は、あらかじめ十分練習を積んでから、コースに出ましょう。
- コースをラウンドするには、通常3名か4名がひと組となります。仲間同士で回る場合は、必ず経験豊富なプレーヤーを仲間に入れましょう。経験の少ないプレーヤー同士ですと、プレーの進行や、またエチケットを守る上でも、迷惑をかけることになります。
- 服装はプレーしやすいスポーティーなものがよいでしょう。暑い時でもタオルを腰にぶらさげたり、首に巻きつけたりしてはいけません。シャツは必ず衿のついたものを着用し、下着と間違えられるようなものは避けましょう。
- スタート1時間前までに、ゴルフコースに到着するようにしましょう。
- ボール、ティペッグ、ボールマーカーなどラウンド中に必要な小物を忘れないように、キャディバッグの中を点検しましょう。キャディバッグには自分の名前入りの名札をつけましょう。
- スパイクシューズの鋲をよく締めておきましょう。コース内で鋲がはずれると、地面をしっかり踏ん張れないばかりか、芝刈り機の刃を傷める原因となります。
- スタート前に、体ならしのために軽い体操をしてから練習に入りましょう。力まずにボールを打つようにし、体をリラックスさせましょう。またパッティンググリーンでパッティングをして、その日のグリーンの調子を調べましょう。
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クラブハウス内では
- クラブハウスでは、貴重品は、ロッカーや風呂場の脱衣所に置かず、フロントか貴重品ロッカーに預けましょう。
- クラブハウス内に帽子をかぶったまま入らないようにしましょう。
- 親しい仲間同士でのプレーは、仲間意識が強くなり、他人の迷惑を忘れがちです。大勢の人々の中にいることを忘れずに行動しましょう。
- 洗面所、浴室などでは、使用後の整理整頓に心掛けましょう。
- ルールに精通し、合わせてローカル・ルールの注意事項(スコアカードに明記)も守りましょう。クラブハウスの出入りでのスパイクシューズやスニーカー、サンダルなどは、エチケット違反。
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スタートのティインググラウンドでは
- スタートのティインググランドへは、スタート時間のひと組前までに行きましょう。
- スタート前に自分のクラブの本数を調べ、確認しておきましょう。
- 予備のボールを用意して、暫定球を打てるようにしておきましょう。
- ティショットの打順は、スタート前にジャンケンや抽選などであらかじめ決めておきましょう。
- ティインググラウンドには打つ人以外は、はいらないようにしましょう。芝生の保護と危険防止のためです。
- プレーヤーがアドレスしたら、話したり動いたりせずに、邪魔にならない箇所で静かに見守りましょう。
- プレーヤーが打ち終わるまで、他のプレーヤーはティアップしてはいけません。
- 待っている間、ティインググラウンド上で素振りをしてはいけません。
- バックティの使用は、コースによって禁止されていたり、許可制をとっていることがあります。自分達の技量を考えて、プレーの進行に迷惑をかけないようにしましょう。
- 前方のプレーヤーが、ボールの届く距離外に出るまで、プレーしてはいけません。打つプレーヤーは自分の距離をよく判断して、先行組に打ち込まないように気をつけましょう。
- 使用ティ以外のティインググラウンドやロープで囲まれた箇所は横切ったり、入らないようにしましょう。
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コース内では
- プレーの進行をはかるためにも、打球の行方をよく見届け、ボールのとまった位置に何か目標になるものを見つけ、見失わないようにしましょう。
- ボールを捜すのに時間がかかる場合に後続の組が来た時は、後続組をパスさせましょう。
- 打つプレーヤーの邪魔になる背後や、飛球線の後方、打球に影響を与えるような近くに立ってはいけません。ただ、やたら動きまわらないようにしましょう。
- プレーの進行をはかるために、他のプレーヤーの打球に注意しながら、早目に進みましょう。先行組と1ホール以上の間隔をあけないようにしましょう。
- 1組に1人のキャディ〈共用のキャディ)しかいない場合がほとんどです。グリーンまでの距離を判断して、あるいはキャディに聞いて、次に使いそうな2〜3本のクラブをあらかじめ選び、ボールのところへ行きましょう。
- 練習スイング(素振り)をするときは、コースの芝生を傷つけないように気をつけましょう。
- ショットしてとったディボットは直ちに元のところへ戻して踏みつけ、目土をしなければいけません。
- 喫煙は所定の場所以外ではやめましょう。
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バンカー内では
- バンカー内にボールがあるときは、ボールに近く、土手の低いところからバンカーに入りましょう。打ち終わった後、グリーンに近いからと言って高い土手を駆け上がってはいけません。またボールに近いからと言って、高い土手のところから飛び降りないようにしましょう。
- 打った後は、バンカー内につくった穴や足跡を全部入念に直してから出なくてはなりません。バンカーならしはプレーヤーの仕事です。何度もバンカーに出入りせずにスピーディーなプレーのために、バンカー内にレーキやクラブを置くことは許されています。
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グリーン上では
- グリーン上で飛んだり、跳ねたり、踊ったり、またスパイクシューズを引きずったりしてはいけません。
- ボールマークはていねいに直しましょう。
- スパイクによるグリーンの損傷は、同じ組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終了した後で修理しておくべきです。
- パッティングするプレーヤーの近くに立ったり、動いて邪魔にならないようにしましょう。
- 自分がパッティングする順番となるまでに、グリーン全体の距離や傾斜などをチェックしておきましょう。自分の順番となってから長い時間をかけて、パッティンググラウンドを見ることがないようにしましょう。
- 他のプレーヤーがパッティングするときは、自分のボールが邪魔にならないようにマークし、プレーの進行をはかりましょう。
- プレーヤーは、バッグや旗竿を下に置くとき、グリーンを傷つけないように注意しましょう。
- プレーヤーは旗竿を抜き差しするときやボールをホールから拾い上げる時、ホールを傷めないようにきをつけましょう。
- ホールからボールを拾い上げる時、パターにもたれて、グリーンを傷め付けないようにしましょう。
- 1ホールのプレーヤーが終わったら、すみやかにグリーンを離れましょう。グリーン上でスコアカードにスコアを記入しないようにしましょう。
- グリーンをオーバーしたボールのところへ行く時は、グリーンえお横切らず、グリーンエッジを回っていきましょう。
- 使用していない予備グリーンに乗ったボールは規則どうりの処置でプレーしなければなりません。
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パー3のホール(ショートホール)
- パー3のホールでパッティングを始める前に、後続組に合図してティショットを打たせるのは、前の組はプレーを中断したことになり、規則上問題もあり、ホールアウトを済ませるのが原則です。そのためには、パー3のホールこそ急いで歩き、スピーディーなプレーをしましょう。
- パー3のホールのティインググラウンドが渋滞し止むを得ず打たせる場合は、安全確認が絶対条件です。
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プレーを終わって
- プレーが終了したらクラブの本数を点検しましょう。
- ゴルフ場で指定された用紙にラウンド数、クラブ本数の有無、署名などをしましょう。
- キャディに預けた物品を忘れずに受取りましょう。
- キャディバッグの受け取りや、宅配便の手配は本人が確認しましょう。
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